業務以外のスキルも習得した方がよい理由

エンジニアはシステム開発業務を行うにあたって、業務に関するあらゆる知識を身につけることになります。システムの仕様や、開発に用いるプログラミング言語の仕様など、業務の知識を覚えてそれを仕事に活かすだけで、はじめのうちは手一杯かもしれません。

しかしながら、エンジニアは業務以外のスキルも習得しておいた方がよいとされています。今回はその理由について説明します。

エンジニアが業務以外のスキルを習得しておくと、転職時に希望が叶いやすいというメリットがあります。
たとえば、現在仕事で携わっているシステムが数十年前に開発されたような古いシステムである場合、機能改修を行う場合も古いプログラミング言語での開発になりますし、運用保守を行うにあたってもそのシステムについての知識だけを身につけ続けるだけとなります。

もちろん一つのシステムを知り尽くした人材となるのは企業としては重要な戦力になりますが、転職する場合のことを考えるとこのシステムの知識はほとんど使う機会がない場合も考えられます。

そのため、普段の業務以外でもIT業界のトレンドを常に押さえておき、気になる分野は積極的に勉強して自身のスキルとして習得しておくことで転職にも幾分有利となります。エンジニアも今や転職が当たり前となってきている時代です。

会社のために全力を尽くす姿勢は大切ですが、自身の将来のことも考えたうえで転職という選択肢を取ることも考えて、業務以外のスキルもプラスアルファで取得することを心がけておきましょう。